キタガワのブログ

島根県松江市にて、ライターを目指し勉強中。音楽と面白い事が好き。人と関わるのが苦手。Twitter……@psychedelicroc2

キングオブコント2018の感想を書き殴りたい

こんばんは、キタガワです。

 

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[はじめに]


キングオブコント終わりましたね。今回は例年に比べて特にレベルが高かった。同時に、お笑い番組が減ってネタをする機会が極端に少なくなっている中、長尺のしっかりしたコントが観れる良い番組だったと思う。


今回のキングオブコントは、大きな変革がふたつあった。ひとつは『ネタ時間が4分から5分に延びた』こと。


M-1でもR-1でもそうだが、『ネタ時間が短い』ということは以前から言われ続けていた部分である。漫才のライブや単独ライブでは、10分を超えるネタは当たり前。4分の時間設定は普段そのようなコントをやっている人たちにとって、馴染みがないという部分で不利になりがちだった。


今までは一瞬で観客を引き込む『短期決戦』の様相を呈していたと思う(にゃんこスターがいい例です)。しかし今回はネタ時間そのものが延びたことで、前半にしっかりと伏線を張ったり、少しずつ自分たちのペースに持っていくことが可能となった。その代わりにファイナル進出枠も5組から3組に減ってしまったが、いいルール改正だと感じた。


そしてふたつ目の変革は、『決勝進出者シークレット』という点。はっきり言ってこれはクソです。本当に。各芸人のネタ感想に移る前に、ちょっとこれに関しては最初にボロクソに批判させてほしい。


問題なのは『完全シークレット』と発表したにも関わらず全然シークレットではなかった部分。まずはこれを見てほしい。

 

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この画像はとある番組の途中で流された、キングオブコントのCMの一部分だ。一見誰が誰だか分からないように感じるが、実はよーく見ると分かる。体型、キャラクター性、メガネの有無、コンビがトリオか……。目の肥えたお笑いファンなら、何組かは分かるはずなのだ。

 

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準決勝に進んだのはこの32組。ここからシルエットの情報を読み取っていくと…。

 

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決勝予想はこうなるわけだ。で、見事その通りになったのである。


なんだこの茶番。もう怒り心頭ですわ。事前に出場者が分かっていれば、もっと一喜一憂出来たはずである。決勝進出者のSNSをフォローしたり、事前にネタを観てみたり……。


おそらく今回のシークレット、いろんな意味合いがあると思う。まず審査員の色眼鏡をなくすため。審査中、三村がかつて言っていた。「見たことあるコントだから」と。要は「ああ、こいつこんなネタやるんだ」と一度でも理解してしまうと、2回目以降は新鮮な見方が出来なくなる。それを避けようというのだ。まあそれはわかる。


だが一番は、番組自体の知名度を上げる策略なのだ。どうも『決勝前特別番組』と称して昼頃から延々何時間にも渡って決勝進出者予想をしていたらしいし、Twitterでは『決勝に進むコンビを予想したら◯◯プレゼント!』みたいな企画をしてトレンドに食い込もうとしていた。数字を稼ぐのに必死か。


頼むから、やるならちゃんとやってくれ。次回は継続するのは分からないが、そこはしっかりしてくれ。はい、この話題終わり。


さて、ここからはネタの感想に移りたいと思う。やたらと長いので、コーヒーブレイクの片手間に見る感じで適当に読んでください。

 


やさしいズ

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爆弾を仕掛けた男と鈍感なチャラ男清掃員のコント。着眼点は面白かったのだが、結果的に最下位になってしまった。


このコント、清掃員の的を外したボケで笑わせる設計になっているのだが、その後の爆弾魔のツッコミが絶叫系なので笑いがピタリと止まる感覚があった。あとは少し清掃員の声が聞き取りづらかったかなとも。現代語バリバリの口調なので、一度でも「ん?今何言った?」と疑問に思ってしまうと、一気に冷めてしまう。


後は1番手であったことも原因だと考える。そもそもキングオブコントM-1といったサーキット戦では、会場が温まっていない1番手は総じて不利である。しかも今回は『事前に誰が出るか知らされていない』、『番組開始からネタまでの所要時間が短い』といった点から、観客と審査員共に『今からネタを観る状態』になりきれていなかった印象を受けた。


審査員である三村マサカズも言っていた通り「会場が暖まってきた5番手くらいで見たかった」というのが本音か。

 

マヂカルラブリー

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やり尽くされたループものだが、『傘泥棒』という設定は秀逸。「(ループするとこ)こんなとこじゃなくない!?」のセリフでの大爆発は素晴らしかった。


おじさんがループを自覚し始めたときは大笑いしてしまった。コンパクトにまとめていて、かつ起承転結がはっきりしていたので、まるでひとつの舞台のようだった。


今回の年のキングオブコントでなければ上位3組に残れたであろうコントであったが、審査員の平均的の高さからもわかる通り、今年は例年以上にレベルが高かった。他の実力者に埋もれる形で散っていった。残念。


ともかく漫才だけではないことをはっきり明示したコントだった。これにはさすがの上沼恵美子もニンマリだろう。

 

ハナコ

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犬と人間のコント。まず犬役の人が似合いすぎ。似合う人が犬役をするというただそれだけを核としてコントが進行していくのだが、分かりやすい設定が受け、見事上位3組に名を連ねた。


ドッグフードを食べた際の『何か分かんないけど食べちゃう』は犬役の人が似合いすぎていることもあり、頭にスッと入ってきて素直に笑えた。


ハナコがここまで受けた理由を考えてみると、『どのコンビよりも早く場の空気を掴んだ』ことが大きいと思う。例えばやさしいズの今回のコントなどは単独講演だと受けるだろうが、所見の人は独特の間や雰囲気に着いていきづらいところがある。それと比べると、ハナコは一気に場をハナコ色に染めることが出来た。この点が勝敗を分けたのでは。

 

さらば青春の光

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今年でなんと6回目の決勝進出。しかし今年はラストイヤーと決めていたという。


鼓舞する人のコント。散々やる気を底上げしておいてからの「先生、あとはお願いします」で掴みはバッチリ。そこからはさらば青春の光おなじみの、森田をイジる形で進行していく。


連発されたピラミッドのくだりも3回目にはスフィンクスを取り入れたり、教室に入るまでにもうひとイジりかますなど、本来ならば何度もやって飽きられそうな部分さえも笑いに昇華していた。


何といっても今年がラストイヤー。ぜひとも2本目が観たかったのだが、ハナコと僅か1点差で上位に入れず、敗退となった。ラストイヤーと明言していたが、ここまで完成度の高いコントを量産し、毎年決勝に駒を進めていた実力者を失うのは惜しい。願わくば来年度も参加してもらいたいところ。無理かな……。

 

だーりんず

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居酒屋で奢りたい先輩のコント。前回のキングオブコントでは結果が振るわなかったので心配していたが、蓋を開けてみれば良質なコントだった。安心した。


爆笑までは行かなくとも、じわじわと自分たちのペースに持っていくタイプ。審査員の中ではさまぁ~ずのふたりがずば抜けて高い点数を付けていたにも関わらず、松本は最低点であったことから、好き嫌いがはっきり分かれるコントであったのは間違いない。


個人的には前半までは面白かったのだが、奢られること前提で店員が舟盛りを頼ませたり、他の席の支払いをさせたりする場面を見て、若干嫌悪感を抱いてしまった。「ああ、俺の嫌いなタイプだわこの人」と一瞬でも思ってしまったために、その後はあまり笑えなかった。人それぞれだとは思うが。

 

チョコレートプラネット

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犯人と人質のコント。見た瞬間「SAWかよ!」と思ってしまった。


チョコプラのコントは長田が自作する小道具が肝になっていることが多いが、今回も同様。しかも今回は映像+加工ボイスという、普段よりも手間のかかったコントに仕上がった。当たり前だがIKKOさんは出てこなかった。


例年キングオブコントではロッチの試着室のコントやにゃんこスターの縄跳びのコント、かまいたちの人質のコントに代表されるように、いわば『分かりきった流れをあえて連発する』という方法が点を稼ぎやすい風潮がある。今回もそれに則った形であろう。


説明をする→大声で叫ぶ流れは面白い。だがこのコントにはふたつほどデメリットがある。ひとつは『流れが単調なこと』。ひとつは『だんだんうるさく感じるようになること』である。チョコプラは、このふたつのデメリットを気付かせないようにかなり努力していたように見えた。


単調な部分は「群馬!」、「鈴木!」で笑いに変え、うるさく感じ始めたころに画面から出て、実際に顔を出していたのだ。うまいやり方だと思ったし、それが結実した結果があの最高得点なのだろう。

 

GAG

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居酒屋でのコント。GAG少年楽団から改名し、GAGになった。彼らもだーりんずと同じく、かつて決勝で苦渋を舐めたトリオである。


……が、今回はとても良かった。全員個性が強いキャラクターだが、特に昭和風の大袈裟な動きのツッコミが、ピンポイントで人間の笑いの根元にヒットする感覚があった。


点数的にはまあまあな付け方をせざるを得ないだろうが、後引く面白さというか。番組が終わっても彼らのコントが頭の中でグルグル回っていた。


誰も傷付けないハートウォーミングなコントだった。GAGのコント中は、単独講演のような様相だったように思う。雰囲気的にほんわかしてた。

 

わらふぢなるお

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コンビニのコント。妙な言い回しをする新人と、それに苛つく先輩との対比が映える。新人の『空質問』がハマるかどうかで爆発力が大きく変わってくるコントなのだが、笑いがうまく浸透していたように思う。


コントを通しての流れは分かりやすいのだが、「先輩の背中ですか?」や「伊達公子ですか?」→「クルムですか?」など、少し外した形のボケを随所に取り入れており飽きさせない。常に安定した笑いを得ている印象だった。


持ち時間5分に大量のボケとツッコミを入れた今回のコント。尻切れトンボになるかと思いきや、途中で接客の実演を入れることで、最初から最後まで突っ走っていった。この卓越したコント設計が、2位という結果に繋がったのではないだろうか。

 

ロビンフット

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結婚したい息子とそれを反対する父親のコント。R-1決勝の常連であるおぐを有したコンビ。彼の一風変わったネタが好きだったので個人的に期待していたのだが、いやはや、想像を遥かに超えてきた。


相手女性の年齢がどんどん上がっていくのが今回のコントの肝になるのだが、ボケとツッコミのテンポが抜群に良い。数字が多く出てくるため、本来であれば分かりにくかったり頭の中で一瞬計算してしまったりしてテンポが崩されるものだが、彼らはテンポ良く進行することで『笑い』に焦点を当て続けていた。


通常有り得ない「良くわからんかったけど面白かった」という図式が成り立ってしまうのは、彼らの実力だろうと思う。個人的には今大会で最もスッキリ終わったネタだとも感じた。あのズバッと終わるやり方いいなあ。

 

ザ・ギース

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製造行程が観られる超能力を持つ探偵のコント。


お笑いの大会は、毎回一組はトリッキーな構成をするチームが現れるのが恒例となっている。THE MANZAIでのアルコ&ピースのヌリカベのネタや、M-1でのジャルジャルのピンポンネタなどがそれに当たる。


ザ・ギースは、根本からトリッキーなネタ構成に定評のあるコンビである。過去決勝では『卒業証書とアメフト』、『ビフォーアフター』といったあまりにも他とは異質なネタで勝負していた。そしてそのどれもが、しっかりとしたオチを持ってくる。


今回のネタも同様に、製造行程を楽しむくだりと犯人が刑事というオチがうまくマッチしていて面白かった。だが本当に今大会はレベルが高かった。大きなふるいにかけられて落ちてしまった印象。残念。

 

[ファイナルステージ]

ファイナルステージ進出は、点数が高い順にチョコレートプラネット、わらふぢなるおハナコ


『ロッチみたいになるな』というようなことを松本が言っていたが、結果的にはその通りになった。まさかの3位通過だったハナコが優勝を勝ち取ったのである。


これにはかなり驚いたが、ネタの選択が悪かった。チョコプラは長田の作品披露会みたいになっていたし、わらふぢは超能力に時間を使いすぎてテンポがハチャメチャだった。この結果は妥当だろうと思う。


そしてハナコ、ずば抜けて面白かった。


シュールなコントではあったが、最初から最後まで貫き通した。何も考えずに笑える面白さ。やっぱりお笑いの本質ってこういうことだよな、と思った。ハナコは大会初出場で、チョコプラやわらふぢと違って『何をやるか全くわからない』ダークホース的な立ち位置にいたことも、良いように作用したのではないだろうか。


文句なし。だがただひとつ、ハナコと1点差で決勝に行けなかったさらば青春の光の存在を考えると胸が痛む。もし彼らが決勝に行っていればどうなったのだろうと。引退を明言していたし、もうキングオブコントで彼らの姿を見ることはないだろう。惜しい。本当に惜しい。


ともあれ、ハナコおめでとう!今年も最高の番組をありがとうございました。

世の貧乏学生を酔い尽くす悪魔の酒、99.99(フォーナイン)

こんばんは、キタガワです。


サッポロビールから発売された『フォーナイン』というチューハイが話題である。アルコール度数は驚異の9%。ちなみにこの特徴的な名前は、99.99%の高純度なウォッカを使用していることから名付けられたらしい。よくわからないが、要はストロングゼロよりもおいしいウォッカを使っています」という意味合いだそうだ。


このフォーナイン、発売されるや否や「酔えるのにうまい」との声がSNSで話題となり、コンビニでは売り切れる店が続出。長い間ストロングゼロ一強だった9%の酒シリーズだが、ついに牙城を崩す存在が現れたわけだ。


これは酒好きとしては見過ごせない。……というわけで、買ってきた。

 

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近所のスーパーで購入したのだが、なんと100円を出してお釣りがくるレベルの安値だった。氷結より安い。ほろ酔いと同程度の値段で、その3倍酔えるのだ(ほろ酔いはアルコール度数3%)。これは嬉しい。


だが問題は味である。僕はアルコール度数9%の酒はかなり苦手だ。例えばストロングゼロは最初はうまいが後味は完全に『THE 酒』という感覚がある。毎日酒浸りな自分ですらその鉄っぽい後味に辟易し、350mlの缶を買ったのにも関わらず半分ほどで捨てる経験があった。


9%の酒は、他にもいろいろ試した。ビール、チューハイ、発泡酒……。結果、全て受け付けなかったのだ。「今回もどうせ同じだろう……」。僕はこの缶の残りをキッチンの排水溝に捨てる覚悟で、一気に飲んだ。


うまかった。


味わいとしては、かなりサッパリしている。スッと入ってきて、スッと消えていく。正直、氷結やセブンイレブンのチューハイよりもあっさりしていると思う。味が濃くないので、油っこい食べ物やつまみの味を邪魔しない。相性は抜群だろう。


何より9%の酒独特の後味の悪さが全く無いのが驚きだった。本当にガバガバ飲める。ふと「大学生時代にこれがあったら良かったのにな」と思った。安いしうまいし、最高だ。世の大学生諸君はラッキーだ。


だが僕はこのとき、肝心なことを失念していた。


半分ほど飲み、つまみを取りに行こうとしたときのことだった。立ち上がった瞬間、ふいに視界が歪んだ。真っ直ぐ歩いているはずなのに、壁にぶつかる。エヘエヘと気持ち悪い笑みが浮かぶ。高揚した意識の中、僕は思い出した。


「ああ、これ9%じゃん」


そう。どれだけ飲みやすくても、うまくても、結局はアルコール度数9%なのだ。僕は一瞬にしてストロングゼロを飲んだときと同じ状態になった。


「くっそー……フォーナイン、さすがだぜ……」


意味のわからない言葉を口にしながら、つまみを手に取ろうとする。しかし、つまみはなかった。そういえば昨日酒と一緒に食べ尽くしていたことを思い出す。


仕方ない、コンビニに行こう。


僕はフラフラとした足取りでコンビニに向かった。つまみを買って、出る。それだけだ。つまみを買って、出る。オーケー?つまみを買うのだ。つまみを。つま……み……。


……帰宅した僕は、ベッドに腰を降ろした。よし、小腹も空いたしつまみでも開けるか。そう思い、ベッドの上に目を移したときだった。『それ』が視界に入った。

 

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無意識にもう1本買ってた。


みなさん、この酒ヤバいですよ。悪魔の酒です。

 

 

 

※現在の味はドライ、レモンの2種類ですが、11月にはグレープフルーツ味も出るそうです。酒好きの方、見逃せませんよ。

99.99(フォーナイン)の公式サイトはこちら↓

http://www.sapporobeer.jp/9999/index.html

菅田将暉のライブチケット争奪戦に敗北した人のブログ

こんばんは、キタガワです。

 

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菅田将暉のライブチケット、無理でした。先行で悉く外れていたので分かりきってはいたのだが、最後の望みも潰えたとなると、心にぽかんと穴が空いたような心境である。


今回の記事は、そんな僕の恨みつらみをただ書き殴るだけの、何の役にも立たない代物である。


そもそもの発端は、8月3日に公式ホームページにて突如発表された菅田将暉プレミアムライブ』だった。


俳優として有名な菅田将暉だが、ここ最近は歌手としての存在感もより強めている。シングル『さよならエレジー』は数週間に渡ってCDランキング1位をキープしていたし、新作『ロングホープ・フィリア』も同様にオリコンチャート上位に食い込んだ。売り上げも世間の知名度も、極めて高かったといえよう。


そんな彼のライブとあって、争奪戦は避けられないだろうという予想はしていた。


会場はリキッドルーム。前回のツアー会場である名古屋、大阪、東京ではキャパ500人程度のライブハウスだったのだが、今回のハコは精一杯機材をどかしたとしたら1000人入る大きさだ。しかし収容人数が倍近くになったとはいえ、決して人気に見合う会場設定とは言えなかった。


これはおそらく菅田将暉自身が以前より言っていた「小さい会場でやりたい」という意志が働いたものだと想像するが、それにしたっておかしい。


僕は声を大にして言いたい。今回のライブは、需要と供給が全く成立していないライブであると。


例えば『ロングホープ・フィリア』だけで見ても、8月末の時点で売り上げは67888枚なのである。ちなみにこれには、CDレンタルやダウンロードなどは含まれていない。『CDを買った人』だけで、こんなにもいるのである。


もちろんこれは今回のシングルに限った話だ。他のシングル『さよならエレジー』、『見たこともない景色』、『呼吸』、さらにはアルバム『PLAY』も含めると、とんでもない数になるだろう。


ここでもう一度考えてみてほしい。前述したようにリキッドルームのキャパは1000人。こんなの無理ゲーである。ちなみに前回のライブは倍率が25倍だったそうだ。なぜ所属会社はこの盛り上がりを予想できなかったのか。せめて日比谷野外音楽堂とか日本武道館とか、それくらいのキャパでやるべき代物だと思うのだ。


蓋を開けてみれば、チケットは一瞬でソールドアウト。10時に発売開始をして10時1分には売り切れていたらしい。ほら見ろ。やっぱり無謀だった。


……まあ、それはいいとする。ただ単に僕のチケット運がなかっただけの話だし、他にも悲しい思いをしている人は何万人単位でいるだろう。くよくよしたって仕方ない。


で、ここから話は変わるのだけれど。


果たして今回のライブ、純粋なファンは何人いるのだろうか。


……チケットが外れた僕は、意気消沈していた。チケットは取れなかった。もう行くことは出来ないとバッサリ切り捨てられた。でも同時に「諦めきれない。どうしても行きたい」という思いもあった。そこで『菅田将暉 チケット』で検索し、一縷の望みを探した。


そこで出てきたのがこれである。

 

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チケット、10万円。


こんな悲しいことはない。みんなが行きたいライブ。泣く泣く諦めたライブ。でも諦めきれないライブ。そんな僕らを横目に、嬉々として金儲けを企んでいるやつがいるのだ。心底絶望した。


そして『俳優・菅田将暉』しか知らないファンでも、当選した人だっているはずだ。その人はちゃんとCD買ったのか?曲を聴いてるのか?サビだけでも歌えるのか?まさかTwitterやラインのアイコンを菅田将暉にしといて、全く曲を知らないなんてことはないよな?


そう考えるたびに、なんとも言えない気持ちになる。


というわけで言いたいことはひとつ。本当の『ミュージシャン・菅田将暉』のファンの皆さん、11月15日、楽しんできてください。


僕は当日、Twitterエゴサーチしながら遠くで見守っています。

固有スキル『お怒りバロメーター』

こんばんは、キタガワです。


突然だが、皆さんは『お怒りバロメーター』という言葉をご存知だろうか。知ってる?なるほど!そうですか!僕が今考えた言葉なんですけどもね。


『お怒りバロメーター』とは、『人がどれだけのレベルで怒っているのかわかる』というもので、接客業の経験が長い僕は、このスキルを使って何度も修羅場を乗り越えてきた。


例えば。お客様の前でミスをしてしまったとする。そのときにチラリと一瞬お客様の顔を見るわけだ。お客様の顔は真顔で、目線は下がっている。声のトーンも低くなり、気だるげだ。


そうなると、瞬時に「今70%くらいかな」と思うのだ。経験上、70%を超えだすとマズい。ここで何とか食い止めなければなるまい。


ここで瞬時に行動に移す。「先程は申し訳ありませんでした。まだ入って1ヶ月で経験が少なく、知識も乏しい状態で案内してしまいました。今後はこのようなことがないように致します。重ね重ね申し訳ありませんでした」……こういった具合で言葉を重ねていく。ちなみに僕は入って4ヶ月のまあまあな経験者なのだが、ここでは置いておく。


人間、謝られ続けると多少の申し訳なさを感じるものである。一息に言い終えたあとには、相手のお怒りバロメーターは50%くらいには下がっている。ここで最後の攻めに入る。


「宜しければ◯◯に詳しい者がおりますので、そちらと担当を変わらせてもらっても宜しいですか?」


了承をもらうと、すぐさまシーバーを飛ばす。すると、勤務歴が僕より数年上の先輩が出てくる。そこで完全にバトンタッチ。僕は他の業務に戻る、という流れである。


ここでポイントとなるのが、『お怒りバロメーター50%で交代する』という点である。少し下げれたとはいえ、まだ危険な状態である。もしも変わった相手が新入りであれば、すぐさま100%。沸点を突破してしまうだろう。


だが先輩は場数を踏んだベテランである。お客様の追加の質問も難なく回答し、主導権を握っていく。そして数分後、僕が他の作業をしつつ、再度お客様の顔色を確認したときには、0%になっているのである。先輩様々だ。


普段はこれを無意識でやっているのだから、本当にたちが悪い。『世渡り上手』と言えば聞こえは良いが、前職で1時間に渡りお客様に激怒されたり、閉店後お客様の家まで向かい、夜中の22時に玄関口で土下座した経験が活かされた結果がこれなのだ。あの頃の苦い経験が、僕に『お怒りバロメーター』というスキルを所有させたのではないかと思う。


……この日も仕事をしていた。休日ということもあり、駐車場が満車になるほどの人の入りだった。ひっきりなしにお客様からお呼びがかかり、商品についての質問や在庫の確認などに追われた。気付けば僕の通常業務は、ほとんど手付かずの状態になっていた。

そんなとき、お客様に呼ばれた。


「この商品ないんですか?」


お客様は女性。30代半ばくらいだろうか。見るからに険しい表情をしていて、近付きがたいオーラを放っていた。この時点で『お怒りバロメーター』は50%を突破していた。僕が逆鱗に触れたならともかく、関わりを持った時点でもうキレているというのはいかがなものか。お前は激昂したラージャンか。


だが、行かないわけにもいかない。僕は満面の笑みで近付いた。


「はい、ただいまお調べいたします」


お客様が欲していたのは、小さな本棚と、それに取り付ける取っ手らしい。しかし調べた結果、どう足掻いても入荷は来月になるらしかった。


「すみません、こちらの商品は来月入荷予定でございます」


その言葉を聞いた瞬間、お客様の顔色が一瞬にして変わった。


「は?前来たときもなかったんですけど。おかしくないですか?今すぐ必要なんですよ。引っ越しで」


内心「お前の引っ越しの都合なぞ知るか」と思いながらも、こちらは笑顔を張り付けながら対応するしかないのだ。地獄である。


お客様ははあーとため息をつくと、キッとこちらを睨み付けて言った。


「この店いつも商品ないですよね。ちょっとおかしいですよ、この店!」


『お怒りバロメーター』を使うまでもない。お客様の怒りゲージは、100%だ。もうただのバイトである僕ではどうしようもない。


諦めて先輩を呼ぶことにした。僕はお客様に了承を得て、その場を離れた。すぐにシーバーを飛ばす。


「すいませんキタガワです。どなたか◯◯コーナーに来ていただけませんか」


するとすぐにシーバーが鳴った。


「誰も空いてないです~」


おい!


まさかの展開である。どうも休日の影響で、全員が全員お客様に捕まっている状況らしかった。ハンター100体出てきた逃走中みたいになっていた。こんなの無理ゲーだ。


仕方なくお客様の元へ戻る。詳しい店員が来れない旨を説明すると、お客様は僕に対して鬱憤をぶちまけ始めた。もう僕は馬乗りになってボコスカ殴られるサンドバッグくんである。好きにしてくれ、と思った。


だがそれから数分後、一筋の光明が見えた。突然シーバーが鳴ったのだ。


そこからの流れは理想的なものだった。颯爽と現れた先輩にその場を任せ、通常業務に戻ることができたのである。ビバ!先輩!


やることは山積みである。時間をロスした分、頑張って取り戻さなければならない。


通常業務を初めて数分が経過した頃だろうか。店内を動き回っていた僕は、ふと先輩の姿を発見した。ちょうど次の作業指示を貰いたかったのと、先程のお客様へのその後の対応が気になったので、先輩の元に行って聞いてみることにした。


「さっきのお客様どうなりま……」言いかけた僕は、はっと口をつぐんだ。


いる。


あのお客様が。先輩のそばに。


なぜだ。あれから何分も経っている。ベテランの先輩ならすでに丁寧な説明を終え、お客様を帰らせていてもおかしくないはずだ。なんでまだいるんだ。あのクレーマー女が。


僕は少し離れた場所から、会話を盗み聞くことにした。するとどうやら、まだお客様は同じことで怒っているようだった。それもそのはず、来月入荷予定の商品は、先輩がどれだけ策を講じようが『来月入荷予定』という事実は変えられないからだ。お客様的には「なぜ今日買えないのか」、「なぜ早く入荷できないのか」という点が気に食わないようで、ずっと同じ怒りの言葉をリピートしていた。お怒りバロメーターは一向に下がる気配を見せておらず、むしろ高まっているように思えた。


……解決したのは、それから数十分が経過した頃だった。まず、先輩がシーバーで僕を呼び出した。その瞬間「あ、終わったんだな」と確信した。


「はあ、やっと終わったわ」


先輩の表情は暗く、ヘトヘトの様子だった。


無理もない。先輩にだって通常業務がある。それとは別のクレームに巻き込まれるのは、不本意であろう。そして僕も、まさかここまで時間がかかるとは思っていなかったため、心が痛くなった。


「すいませんいろいろと」


謝ると、先輩は「いいよ」と言った。もし先輩がいなければ、大きなクレームになっていたかもしれない。本当にありがたかった。


だがひとつだけ、疑問が残った。先輩はどうやってお客様を帰したのだろう。あれほどの剣幕だったのだ。ちょっとやそっとじゃ納得しないだろうが……。


「ああ、お客様にはうちの会社の通販サイトから取り寄せるように言っといたよ。調べたら在庫もあって3日くらいで届くらしくてさ、それで注文してもらうよにして帰ってもらった」


なるほど。そこまでは気が回らなかった。この会社では、直接店に来るのが難しい人のための通販も行っていた。本来はあまりお勧めしないサービスだが、先輩はそれを使ったらしい。僕はこのサービスについての知識が皆無だ。経験の長い先輩だからこそ出来た案内に違いなかった。


それからの業務は順調に進行した。迷惑なクレーマーもいなくなり、溜まっていた作業はなんとか終えることが出来た。気付けば、退勤時間が迫っていた。


そのときだ。突然シーバーが飛んだ。


「すいません、今日お客様にネットのサービス案内した人誰ですか?」


悪寒がした。ネットのサービス……。思い当たるのはひとつしかない。あのクレーマーだ。すぐにシーバーが飛ぶ。


「はい、僕です」


先輩が言った。すると、帰ってきた返事は予想外のものだった。


「そのお客様からお電話です」


何だと?


大変なことになった。だが僕はもうすぐ退勤である。こんなところで時間を食っている暇はない。僕は早く帰宅してスパイダーマンをやりたいのだ。バイトと世界の平和、天秤にかけるまでもない。


先輩、助けてくれー!


「あ、キタガワくんいける?僕他のお客様の対応があって」


嗚呼、神よ。


もう助けてくれる人はいない。電話に出るしかない。だが、まだ希望はある。電話をかけたということは、おそらく何かについて聞きたいのだろう。それがもし僕でも答えられることならば、お客様の怒りを鎮めることができるかもしれない。というか、これが一縷の望みだった。


意を決して、僕は電話に出た。


「あのー、ネットのサービスのやり方がわかんないんですけど。どうやるんですか?」


サヨナラ世界。


誰かこのスキルいりませんか。譲ります。

へきトラハウス歌手デビューについて思うこと

こんばんは、キタガワです。

 

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本日9月11日、へきトラハウスが歌手デビューすることが発表されました。フィッシャーズのMステ記事の際、「Youtuberで次に歌手デビューするのははじめしゃちょー」だの、「次は水溜りポンドだ」だの書いていたのですが、まさかへきトラハウスが歌手デビューするとは思ってもみませんでした。


今回はこの『へきトラハウス歌手デビュー』について、僕の個人的な見解を自分勝手に書いていこうと思います。


大前提として僕はこの歌手デビュー、賛成か反対かと問われれば、反対寄りの意見です。


良い悪い、売れる売れないの話ではありません。要は「お前ら音楽やっていけんのか?」ということが言いたい。


9月18日にミニアルバム『搬送』をリリースすると報じられましたが、今回のアルバムは自主レーベルならともかく、パーフェクトミュージックというれっきとした音楽会社から発売されます。ということは、へきトラハウスはこの会社と長い期間の音楽契約を結んだ形になります。


音楽レーベルというのは収入が入らないと赤字ですから、おそらく今後は何年かに渡って「いつまでに曲を作れ」、「◯月にはアルバム出してツアー回る」などのスケジュールが組まされるのではと想像します。


そうなったときにひとつ引っ掛かることがあって、彼らはもう『職業=Youtuber』なんですよね。


毎日コンスタントに動画を撮影、編集、アップする中で、『音楽』という仕事がプラスでのし掛かってくるわけです。もちろん彼らクラスのYoutuberであれば本業以外にも雑誌の取材、企業との打ち合わせなども入っているはずですので、単純に相当な仕事量になります。


そうなってくると、Youtuberとしての活動を減らすか、音楽活動を減らすかしかの二択になってきます。もちろん広告収入で生活している身ですので、Youtuberを辞める選択はあり得ない。とすると、必然的に音楽活動のペースは落ちていくはずです。


なのでそもそもこの二足のわらじ、不可能なんですよ。


次に彼らの音楽について見ていきましょう。


今回のアルバム、神聖かまってちゃんのフロントマンであるの子氏が主導となって作られたものです。


『の子』と聞いてロックファンはなるほどと思ったことでしょう。彼は日本のロックバンドきってのYoutuberファンを公言しており、そんな彼が最も推していたYoutuberが、へきトラハウスだったのですから。楽曲提供も頷けます。

 


へきトラハウス 『だって笑ってんじゃないの』MV(Short Ver.)


曲もなかなか良いですね。ギターとピアノが先導し、少しセンチメンタルな気持ちにもさせてくれる最高のメロディーです。口ずさみやすく、耳にスッと入ってくる心地よさがあります。


ですがこの曲を聴いて、疑問に思ったことがあります。


それは『作詞作曲・の子』という点。


要はへきトラハウスは、歌ってるだけなんですよ。メンバーの誰かが少し編曲をしたわけでもないし、『嫌われ系Youtuber』という日本でも珍しい境遇のへきトラハウスの人生経験を、自分たちが作詞したわけでもないんです。


もちろん売れるとは思います。何万人ものチャンネル登録者がいますから、買ってくれる人がその中の何%かいれば、安定した販売数は見込めます。にわかファンでも、『へきトラハウスが曲を出したらしい』という流行に乗ろうと、軽い気持ちでダウンロードしてくれる人もいるでしょう。


でも、それだけ。


今回のアルバムのみなら万々歳ですが、今後シングル、アルバムと発売していくにつれ、確実に売り上げは減少します。こういうブレイクの仕方は一過性でしかないので、耳の肥えたリスナーなら即座に切り捨てるでしょう。3年も経てば売り上げは3分の1とかになってるんじゃないでしょうか。


だからこそ、少なくとも歌詞くらいはへきトラハウスが書いてほしかった。発達障害と診断されながらも我が道をひた走る相馬。元ひきこもりの経験や肌が弱いことで逃げたりせず、果敢に企画に挑むへきほー……。彼らが詞を書かずしてどうする!と思ってしまうのです。


そして今回はの子という助っ人が現れましたが、今後はどうするのでしょう。さすがに毎回の子が作曲するわけではないはずです。ですが『過激系Youtuber』である彼らに喜んで楽曲提供する人間が、あと何人残っているのか。『誰が作曲するか問題』も、かなり切実なものだと思います。


……思えば、ここ何年かで音楽活動をするYoutuberはぐっと増えました。清純派という部分で言えばHIKAKIN & SEIKINの『雑草』、フィッシャーズの『虹』などがブレイクし、Mステへの出演も果たしましたね。ではへきトラハウスはどうでしょう。


もちろんYoutuberとしての活動が活動ですから、ゴールデンタイムの音楽テレビ番組には絶対に呼ばれないでしょう。となると、『過激派Youtuberの音楽』としての売り方しかできないわけです。深夜のディープな番組に出たりとか。


ですがその売り方でも、絶対に成功しません。なぜならもう圧倒的成功を手にした先駆者がいるから。


そう、レペゼン地球です。

 

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ヤリマン、ビッチ、セックス……。本来タブーとされるド下ネタで猛威を振るうレペゼン地球。ZEPPでのチケットを数分で完売させ、幕張メッセでのライブも控えている彼ら。彼らを玉座から引きずり落とさない限り、へきトラハウスの音楽での成功はあり得ません。そして、それは不可能です。


正確にはレペゼン地球はYoutuberではありませんが、『動画内では過激派。そして音楽もやっている』という意味では同じ。レペゼン地球とへきトラハウス。どう足掻いてもレペゼン地球には勝てない。


だからこそ僕は思うのです。「そもそも何で音楽やったの?」と。この先のビジョンが全く見えてこない。


例えば『自分たちのファンイベントで、音楽で盛り上げるコーナーをやりたい!そのために僕らの音楽を使いたい!』という思いで今回のアルバムが製作されたのなら、僕は大いに歓迎します。


ですが「知名度が出てきたから音楽やったら売れるだろう」などといったよこしまな気持ちが少しでも入っているのなら、僕は応援したくはないです。


ともあれこれからのへきトラハウスの音楽活動、目が離せません。陰ながら応援しています。

IKKOとチョコプラ松尾が絶対に言わないこと

こんばんは、キタガワです。


今テレビで引っ張りだこの芸能人といえば……。

 

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IKKOとチョコプラ松尾ですよね。


IKKOは言わずもがな、かつて「どんだけ~!」でブレイクしたヘアメイクアーティストですが、その『IKKOのモノマネ』が受け、チョコレートプラネットのツッコミ担当である松尾もブレイクを果たしました。


テレビで観ない日がないほどの人気ぶりで、しかも正直面白いです。その場だけしか作れない「◯◯~!」は新鮮ですし、いつも形に捕らわれない笑いを提供してくれます。


ですが、ひとつ思ったことがあります。


それは『「◯◯~!」は万能すぎる』ということ。


4文字か5文字あればそれだけで笑いに昇華できてしまいますし、その爆発力はすさまじいもの。暑いときは「暑すぎ~!」。ウケなければ「失笑~!」と言うだけで、ひとたび繰り出せばスタジオは笑いの渦に包まれます。


要は『簡単な笑いが量産できる』ということなのです。これって相当甘くないですか?


……というわけで今回は、いろいろな状況から鑑みて『IKKOとチョコプラ松尾が絶対に言わないこと』を考えてみたいと思います。もし以下の言葉をテレビで見掛けたなら、舌を噛みきって死ぬ所存です。

 

それではどうぞ。

 

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天達~!

某気象予報コーナーの恒例行事。小倉智昭氏が毎朝言うセリフですね。認知度は高いですが結局はパクりなので、「IKKOネタ切れかよ」とネットで炎上しそうです。そうなるとテレビにも出にくくなりますので、使わない選択をするしかなさそうです。

 

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そらジロ~!

同上。パクりなのでアウト。こちらは人間ではなくキャラクターなので、もし使った場合でも「天達~!」よりも早く鎮火しそうな予感。しかしリスキーなことは変わりありませんので、使わない方が無難でしょう。

 

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死にたて~!

魚を使った料理番組などで使いそうなセリフですね。ちなみに魚に包丁を入れたときの「死にかけ~!」もセットで使います。一見するとウケそうにも思えますが、やはり『死』という言葉をゴールデンタイムで放送するのは危険です。何より一生懸命調理してくださった方の目の前で「死にたて~!」と言うのはなかなか人道的にもキツいものがありますし、お茶の間でテレビを観ている人の中には嫌悪感を抱く人も少なくないでしょう。

 

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あの花~!

誰もが知る名作アニメ『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』の略です。語感的にはピッタリなのですが、いかんせんアニメという媒体は熱狂的な固定ファンが多いもの。しかもこのアニメは感動のストーリーを売りにしていますから、これをギャグに使ったとなればファンから「あの花を汚すな!」とクレームの電話が放送局に寄せられる可能性が高いです。

 

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中尾さ~ん!

これは茶化されたりネタにされることを極端に嫌う、中尾彬氏のことを指して使います。『ダウンタウンDX』などで使いそうな言葉ですが、言ったあとには苦虫を噛み潰したような顔で「……なんだよ」と言われること受け合い。中尾彬氏といえば、芸能界に多くのパイプを持つ人物としても知られています。今後の芸能活動に影響を及ぼす可能性があるので、やらない方がいいでしょう。ちなみに勇気を振り絞ってもう一歩踏み出したい場合は、中尾彬の口調を真似て「志乃がねぇ~!」と言うといいかもしれません。ですがこれは『妻もネタにされた』と更なる怒りを買いかねませんので、限りなくタブーなセリフです。

 

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一幸~!

IKKOの本名、豊田一幸をネタにしたものです。『IKKO』という芸名も『かずゆき』の読みを変えたものなので、一見すると使っても大丈夫な感覚があります。しかし本名を使ってのネタというのは諸刃の剣であり、いわば最終手段。視聴者からは「ついにネタ切れか?」と思われてしまいかねません。そうなると必然的に視聴者がIKKOを見る目も変わってきますので、やらない方がいいと思います。

 

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朝勃ち~!

男性あるあるで、朝にアレがアレすることを言います。男性でありながら女性的な一面もあるIKKOさんですから、かなりウケるとは思います。ですがやはりド下ネタですので、テレビで使うとなると配慮が必要です。ピー音を被せる、テロップの追加など、製作スタッフに余分な仕事を増やしてしまうという点で、今後番組への出演が危惧されたり、内々で嫌われたりといった可能性があるでしょう。深夜枠の番組であれば問題ありませんので、バンバン使ってもらいたいところ。

 

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まとばこ~!

これはバラエティーノリそのものを極端に嫌う、的場浩司氏のことを指します。幾多のドッキリ番組やバラエティー番組に出演経験があるものの、その都度ぶちギレしてしまい、混沌とした雰囲気になってしまう的場浩司氏。彼をネタにした行動は、相当な危険性を孕んでいます。ちなみに「まとばこ~!」のあと、「おいふざけんなよ」と胸ぐらを掴みかかった的場浩司氏に対しての「ガチムチ~!」もセットで使います。これで笑ってくれればいいのですが。


以上です。いかがでしたか。ぜひ皆さんも『絶対に言わない言葉』を思い付いたら、ここのコメント欄にでも書いていただければ幸いです。

 

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それでは~!

映画『イエスマン "Yes"は人生のパスワード』感想

こんばんは、キタガワです。


人は誰しも、計算高く物事を考えるものである。


「今から遊び行っていい?」と聞かれたときには、洗濯物も取り込んで髪の毛一本も落ちていない状態にも関わらず「いやー、部屋が汚いからなあ。本当に足の踏み場もなくて。ごめん!」と断ったり、店長から突然「バイト入ってくれん?」などと言われようものなら「今忙しくて……」とビールをあおりながら、ゲームのコントローラー片手に断ったりする。


大人になるとはこういうことだ。純粋だった子供時代の自分は、もういない。いるのは本音と建前を駆使して、何とか穏便に生活しようともがく悪どい大人である。


要はそれほど、現代はストレス社会なのだ。何でも「Yes!」と言っていたら、それこそ自分が倒れてしまう。だからこそあれやこれやと考えを巡らせて、作り笑いを浮かべながら生きている。そういうものなのだ。

 

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だが今回紹介する『イエスマン "Yes"は人生のパスワード』という作品は、現代に生きる僕らとは真逆を行く。


海外のコメディ映画なのだが、主人公は何にでも「Yes」しか言わない。普通の人なら絶対に断るようなことも、ひとつ返事で承諾するハッピー野郎である。


だが物語の冒頭、主人公である彼も、かつては自分の意思を持つ立派なサラリーマンだったことが明かされる。しかしそこにあったのは、虚無感だけだった。愛する彼女を失い、楽しいこともない。毎日DVDをダラダラ観るだけの、変わり映えのない退屈な人生を送っていた。


そんな彼を救ったのが、「何でも"Yes"と言う」との教えであった。


この映画では、何でも「Yes」としか言わない男の、ドタバタな人生を追体験できる。クスリと笑えて、同時に人生感を考えさせられる良作である。大丈夫。どれだけのめり込もうが、僕らがこんな行動を取ることは絶対にないのだから、安心して観てほしい。


全部Yesと言う極端な物語の果てに何があるのか、ぜひ自身の目で確かめてほしい。

 


イエスマン "YES"は人生のパスワード(字幕版) (予告編)